私もかれこれ20年くらい秋葉原には出入りしていますが、15年位前までの秋葉原はそもそも食事に困るくらい飲食店が少なかったです。それが今は選ぶのに困るくらいの数になっています。
一方でラーメンということに関しては、秋葉原には、前回の「田中そば店」だけでなく、かなり前からラーメン店が多く、激戦区ともなっています。
そんな中で、諸事情により、閉店をする名店がありました。「福の神食堂」さん。
数ヶ月前に1度食べに行ったことがありましたが、それ以降なかなか行く機会がなく、先日閉店の知らせを聞き、食べに行ってみました。
常連さんが多く来店し、店の中では彼らが店主たちとの別れを惜しんでいました。
「また会いましょう!」と硬い握手を交わす人々もいました。
愛されたお店であったことがよくわかるシーンでした。
一時間以上並んで、ようやくありつけた中華そば。
チャーシューと鶏肉が乗っています。
鶏と魚介でとった、あっさりしているのにコクのあるスープ。醤油味。
細打ちの麺がこのスープとよく絡みます。
小ぶりのどんぶりということもありましたが、わき目をふらずに食べることに集中し、
スープまで完食しました。
このスープの余韻を楽しみたかったので、口直しのお冷は飲まずに店を出ました。
美味しい一杯に「ご馳走様」と感謝をこめて。
今後、どこかで再開する可能性もあるようで、店主の方が楽しみにしていてほしいとおっしゃっていました。
福の神食堂(2015/9/20閉店)
東京都千代田区外神田3-4-1 101
http://tabelog.com/tokyo/A1311/A131101/13122447/